戸隠連邦 高妻山日帰り登山 その2

高妻山登山
戸隠連峰 高妻山登山 
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一不動避難小屋から五地蔵山へ

前回のスリップから水場で落ち着きを取り戻し、無事に?一不動避難小屋へ到着しました。

一不動避難小屋
ちょっと怖い雰囲気

こちらは積極的な使用は禁止で、あくまで緊急時に使用するようにとのこと。隣に携帯用トイレのブースもあります。

トイレブース
アサヒビールの提供でお送りするトイレブース

少し休憩後五地蔵山へ向かう。小さなアップダウンはあるけれど歩きやすい道。ここから仏の道が始まります。

一不動
一不動様

天気も良く向かいの妙高山や火打山がキレイ

妙高山
多分妙高山
二釈迦様
二釈迦様

さわやかな日差し。そして稜線を進むとついに今日のお目当て、高妻山が!

高妻山
高妻山がやっと見えるところまできた

麓からでは戸隠山や五地蔵山にさえぎられて見えない高妻山。戸隠連峰最高峰だが、高妻連峰と呼ばないのはその為だとか。

キレキレ稜線
結構キレッキレ
稜線を歩くつちのこ
道自体は穏やか

順調に進むが、この道は草木が茂ってわかりにくいが、両側がかなり切れ立っている。踏み外したら・・・気を引き締めていきましょう。

三文殊様
看板の割れた三文殊

麓に雲海が見えてくる。

雲海
雲が上がってきた

天気が崩れる予報ではないが、山頂では晴れてほしいもの。だが焦らず、マイペースで進む。

立派な岩
神々しい岩 ここでは仏々か?
四普賢様
四普賢さま到着

次が区切りの五地蔵様

五地蔵さま
五地蔵さま

ここが五地蔵山山頂。帰りに使う弥勒尾根との分岐はこの先

六弥勒様
六弥勒様

分岐到着。帰りの道を確認する。

弥勒尾根分岐看板
分かりやすい看板あります

分岐から高妻山へ

この先アップダウンが激しくなってくる。ほかの方のブログでは二度と行かないと言わしめたいやらしさらしい。しかし暑くなってきた。

近づく高妻山
ここから約2時間の遠さ

登山まめ知識ではないが、三角形のきれいな山は格好良い。ピラミダルな山容ともいわれる常念岳や甲斐駒ヶ岳などである。これらの山はその形のため、山頂付近の傾斜がきつい!なだらかで無いということはそういうことである。三角山に登る際は覚悟してください。今回もだよ

七薬師様
七薬師様疲れてきました

高妻山山頂は10。つまりあとピークは3つ登らねばならぬのですよ。

サルの群
サルの群がこの辺にいた

七薬師の先でサルの群に出会う。割と近くを通るが威嚇されない。人なれしているのか何なのか、子供がいる様子だが平気。以前北穂に登った時は子連れの群に、すさまじく威嚇されたんですけどね。

八観音様
八観音様 順番はどうやって決めたんでしょうか?

九勢至より高妻山山頂へたどり着けるのか?

この辺りからつちのこさんの様子がおかしい。すぐに立ち止まってしまうし、暑がっている。足も上がりにくいと。シャリバテかなと、とっておきの マグオンを飲ませる。今回はバナナ味で、この手には珍しくうまいらしい。ひとなめ頂くが・・・いつもと変わらぬ激アマ!つちのこさん相当疲れていたんだね。この先も途中休憩をこまめに取りながらだましだまし進む。

頑張るつちのこ
急登をみて佇むつちのこ 何を思うのか

少し回復してきたが、それでも休みながらゆっくり進む。この先はこれまで以上の急登が待っている。

戸隠の裏側
戸隠を裏から見下ろす

こいつはしんどい、えらいとこに来てもうた。

つちのこ登り
今までとは斜度が違う

ゆっくり ゆっくり 標高を上げていく

青空につちのこ
空が近づいてきた

へとへとながら進む。あと少しのはず

山頂までがんばるつちのこ
微妙にまだ距離がある

そうでもなかった とも言えない微妙な距離だった。でもあれは山頂でしょう!

日本兵スタイル
帽子に手ぬぐいを挟むのを我が家では日本兵スタイルと呼ぶ

ほら もう ほら

十阿弥陀さま
十阿弥陀さまへたどり着いた

あと少しなのよ あと少しなのよね?

岩場を歩くつちのこ
結構最後も大変

そしてついにその時が

高妻山山頂
山頂から後ろは立山と後立山かな?
日本海方面
北側日本海方面 海は見えなかった
北アルプスと戸隠山
南側北アルプスと戸隠山方面

やっと着いたー!コースタイム通りの5時間半ぐらい。おつかれ山。

つちのこさんが相当ばてていたので、運よく空いた木陰でランチ休憩をとる。どうもシャリバテでなく軽い熱中症になっていた模様。水分をたっぷりとり、木陰で涼しく休んでもらう。よくがんばった。隣で休んでいたパーティーにも一人熱中症らしき人がいて、その人はもっとしんどそうでした。

当日の気温が高かったことと、水分の補給が少なかったのが原因のようです。ろくすけはあまり水分を取らない+休憩が短い人なので、自分に合わせてしまうと長時間の行動ではつちのこさんに合わないようです。自分も長時間の山行では後半つることもあるので、夏場は特に気を付けなければいけませんね、一人でも複数でも。私が平気だったのは、背中に冷たい水を入れていたのも良かったかもしれません。めっちゃ涼しかったですよ

ゆっくり下山開始 弥勒尾根へ向かう

急な下り
良く登ってきたもんだ

回復したところで下山を開始する。下りこそ慎重に

注意喚起
危ないよ 注意だよ

ガスは上がってきているが、太陽は隠れない。つちのこさんの熱中症が進まないように水分補給をこまめに取る。

ガスの稜線
キレイに稜線でガスと分かれる

振り返ると登ってきた高妻山の急登が。よく頑張った。でも家に帰るまでが遠足です!油断はアカン

きつい登り
きつかった
急な下り
ちょっとガスで日差しが和らぐ

少し日差しは和らいだけれど、熱中症の傷跡は残る。こまめに休みを取りながら慎重に下りる。けがをしてはいけない。たどり着いた弥勒尾根分岐でも長めの休憩をとる。この先は危険個所がないはずなので一先ずは安心。

弥勒尾根からキャンプ場へ

危険個所は無いと書いたが、弥勒尾根に入ってすぐにロープのある急坂があった。そこまで危ない感じではないが、この道そこそこの斜度で永遠に下る。疲れもあってしんどだるい。ガスもでて余計に展望もないし、次来ても登りでは使わないかな。

きのこ1
きのこ2
きのこ3
きのこ4
きのこ5

退屈な道なのでキノコを探しながら下る。もちろん つちのこさんを気にしながらですよ!

あと1時間
弥勒尾根の半分

楽にならない下りを黙々と歩く。

うにょん
うにょんとした木々エリア

見どころのブナ仙人

ブナ仙人
なぜ仙人と呼ばれているのか?

そして念願の

出口看板
下も牧場っぽい
下山
無事着いたー

駐車場まではまだありますが、あとは平らな道を歩くだけ。つちのこさんの具合も良くなることはなかったですが、酷くなることもなく無事下りてこられました。

山頂方面
山頂方面は完全にガスの中
分岐
行きとの分岐に到着

高妻山登山を振り返って

今回の高妻山登山。軽い熱中症になったこともありトータルで10時間程度かかりました。多分今までで一番長い時間活動したと思います。課題の多い登山でした。一つには熱中症対策の不足。

熱中症対策としてこまめな水分補給と、休憩をもっと取らなければいけませんでした

それと水の持っていく量

今回は二人で最初に1.5L 途中水場で1L補給でした。最終的には下山時に残量0。夏場は特に予備を見ておかないと危ないですね。

食料ももう少し欲しかったかも

予備食は使わなくて済みましたが、行動食などをもう少し持って行っても良かったです。いつもはそんなに行動食食べないほうなんですが、さすがにこの行動時間ではもう少し食べるべきだった気がします。

そして滑滝でろくすけ あわや滑落

はっきり言って調子こいてました。自分は岩場慣れしているほうだと思っていましたが、滑滝は完全に別物でした。いったん滑るとフリクションが効かないので鎖がなければ下まで滑り降りてしまっていました。スリップして数十センチ程度で止まりましたが、下の登山者を巻き込まなくて本当に良かった。靴の選び方と合わせてこれからは慎重に行きたいと思います。

など、勉強になった登山でした。正直もう一度行きたいかと言われれば、今はまだ行きたくないです(笑)それでも登りの一不動避難小屋までのバリエーションに富んだコースや、順番に仏さまをめぐっていくあの感じは面白かったので、時間がたてばまた行きたくなると思います。それか次回は戸隠山に登って下りに大洞沢コースを使うとか?百名山は興味あまりなかったので、アルプスや八ヶ岳、奥秩父などの他にも面白い山があるんだなあと目からうろこでした。今年はコロナで泊まりの山行はなかなか行けないので、今回の高妻山みたいな良山を調べてチャレンジしていきたいですね。

あ 今回はつちのこさんは熱中症だったため、サウナは禁止にしておとなしく帰宅しました。私の中で一番の難所は帰りの運転でしたが意外と平気でした。念のため飲んだ普段飲まないエナドリのおかげかもしれませんが。モンスターって結構おいしいですね、緑色でした。リポD以外もたまにはいいかも。それではまた。

顔ハメ
顔ハメ取り忘れた キャンプ場も良さそうだったなあ
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