おはようございます越百山
ほかのお客さんを起こさないように朝静かに荷物をまとめ別棟の休憩棟へ 保管していた食材も小動物の被害もなし 昨日いただいたお弁当を先に頂きます
伊藤さんの握ってくれたおにぎりはミチミチに詰まっていてすごいボリュームでした カルパスと飴を付けてくれるところが可愛らしい 身支度とトイレも済ませて出発です
星空がすごいキレイで撮ってみました 撮れているかは別の話
引き続き樹林帯の中を登ります ところどころ段差が大きいところがあるのが大変 北アルプスなどのように豊富に整備はできないのでしょう 同じアルプスと思って歩くとちょっと大変です
少し標高を上げて振り返ると木曽御嶽山が 遠くには前穂高岳 雲海の上にはほかにいくつかの山々が顔を出していましたがこれ以上の山はわかりませんでした(白山が見えるらしい 御嶽の右かな)
ヘッドライトも要らなくなってきてから少し 1時間ほどで越百山山頂です
朝焼けで素晴らしい天気 写真を撮りまくります
中央アルプス縦走の開始じゃい
ちょっと長く休憩してしまったので出発です
こういう景色の中歩けると登山にはまりますよね ロクスケは昔山登りなんて嫌 って断ってたんですが 少しづつツチノコさんの付き合いで行くようになって 木曽駒ケ岳に登った時に今思えばハマりました 写真でもきれいですが 現地に行って味わうライブ感がやっぱり違いますよね 道具そろえるのも楽しいしね!
縦走路は結構ざれていたり 崩落していたり
ルートはなかなかわかりにくい 特にハイマツ帯は歩行者が少ないせいか元気200% 生い茂って踏み跡が分かりにくいこと
しかもひざ下のハイマツばかりでなく 腰まであるハイマツや普通の低めの樹林帯を抜ける このころから気になっていた違和感が確信に変わる
この稜線はハイマツ帯をかなりの長時間歩く 終わったと思ったらまたハイマツである 西斜面をトラバース気味に進むところが多く日差しはまだ当たらず朝露に濡れたハイマツ しかも登山道にメッチャメチャはり出しているのでかき分けながら進む
結果 タイツだけでなく靴の中までビショビショになってしまいました(´;ω;`)
もうこの頃にはグッポッグッポ言い始めて そりゃあもう おニューの靴だし防水ばっちりだぜ なんて舐めていましたが 足から伝ってくる水は防げるわけもなく 前回の栂海新道と同じく濡れた靴で歩く羽目になってしまいました 写真ではツチノコさんはゲイターで防いでいるようですがすでにビシャビシャです 靴下は絞れるほどの濡れっぷり 日差しはいいので靴下脱いで インソールも出して 休憩中に少しでも乾かします
休憩のたびに靴下を脱ぐロクスケ 必死に縦走を続ける
まあ不愉快ですけど 靴がハードな靴ではないのでそこまで靴づれとかなりにくいだろうし だましだまし行きます 見せてもらおうか新品のゴアテックスの性能とやらを!
引き続き腰や肩ぐらいまであるハイマツ帯もございます 日が上がってきてハイマツは乾いてきました 靴はまだビシャビシャです
この辺りは少し岩稜帯ですね ストックを仕舞い三点支持で進むところもあったりと中々ハード
わかりやすく心にダメージを与える絵面
南駒ケ岳までは中々のハードルート 岩稜帯も大変ですが ハイマツの入り口が分かりにくかったり 踏み跡が分かりにくかったり 間違った踏み跡があったり マークもそんなになかったりとルートを間違えることも何度か ガスで視界が悪かったら結構危ないですね そんなこんなでゴリゴリ体力削られました
上は南駒ケ岳手前のピーク 昔は看板があったようですが名前はわかりません
結構疲れた あと少し
やっと着いたよお 人生で4座目の駒ケ岳です多分 さあ靴下脱ぐか!
休憩して靴も乾かしたし(乾いてない)出発しますが 天気が良いマイナス面 先がずっと見えるのですんごい遠いのがまるわかり ツチノコさんが少し青ざめていました
少し下ると分岐が
擂鉢窪避難小屋はきれいに見えるんですが 雪崩の影響で建物やトイレに被害が出ているそう 用は無いので進みます
かっちょいい空木岳に登頂 何はなくとも靴下を脱ぐ!
中央アルプス緊急会議開催
しんどくないか?誰かが言った 確かにしんどい 今のところコースタイム通りに歩けているが 予定の檜尾岳避難小屋までは あと4時間はかかる 少し先に木曽殿山荘があるが予約制でテントも張れない
檜尾まではキツイ!との満場一致で意見がまとまり この先の予定変更を検討する
下りて温泉に入ろう!
協議の結果下山することが決定いたしました中央アルプスは南半分でこれにてひとまず終了! 4時間ぐらいで下りれるとのことで(のちにこの時間は違うことが発覚)下山後のプランがいくつもご提案いただけました
それぞれが魅力的なプランで ツチノコ ロクスケ両名も期待を膨らませ 下山の運びと相成りました ありがとうございます
では!
ルートは二つあるが 駒石のあるルートではなく避難小屋ルートを行く
営業していればジュースぐらい飲みたかったが 閉まっていたのでそのままスルー
随分時間がかかって避難小屋に到着するが コース横の沢沿いに下りてきてしまっていた模様 どこで道を間違えたのか? 沢の流れは無く 少したまった水たまりはあるが水場として使うには抵抗もあり下の水場までこのままいくことに決定
ここから2時間で池山小屋と水場になる
これまでの疲れもあってペースは上がらない というかしんどい
水も汲んで休憩 この頃には靴の中もほぼ乾いていた ニュー靴最高
時間はこの時点で3時 行こうかと腰を上げると遠くから雷鳴が 降られなければよいが
少し降られたが何とか登山口まで到着
ロクスケ調べによる4時間程度はここまでだった模様 ツチノコさんにシバかれる
悲鳴を上げる足をストックで庇い 四つん這いで下りていく 下りていくよ
いったん終わりだって言われた後にまだあったって言われるの ほんと嫌だよね でもね 歩くしかないの あと1.2時間
で歩いたの
やっと着いたの!
びっくりしたけどすぐ車道でした この後はほんの少しの車道歩きで菅の台バスセンターへ
アルプスを振り返ると夕日が沈むところでした 日の出前から歩いて日の入りまで いつの時代の農民だよって
中央アルプス反省会
なんとか明るいうちには下りてこれました 稜線は想像以上に険しくて コースタイム以上に体力が削られてしまい 長時間のコースタイムで予定した今回の山行はちょっと自分たちにはまだ無理でした(これから先もしたくはない) 残り半分は今度また来るとして カツ丼を頂こう!
その前にバスの時間を調べるとすぐ出るバスが あああ
最後までドタバタの中央アルプスは何とか無事に終了いたしました 主脈縦走の残りは今度もっと楽な工程を組んで制覇したいと思います
駅前の水車さんでカツ丼タイム これにてカツ丼縦走完了!
ねこはまだいない