夏の終わりに体験したいよ
山はすっかり秋めいて、雪が降ったとか降らないとか。北アルプスのテント泊はもう厳しいかなと。里でも朝晩の空気はひんやりしてきました。我々は先日、今シーズン最大の目標とも言えるトレイルを終えました。
トレイル上の広大な牧場内の敷地をひたすら歩いているとき、我々はある場所の予約サイトへ飛んだのです。ある場所とは、地元松本にある、タビシロのプライベートサウナ。下山後のご褒美を心の支えにして我々は歩き続けました。
松本駅から徒歩10分、駐車場もあるよ
タビシロさんは、ゲストハウスと、完全予約制の貸し切りプライベートサウナを運営しています。今回は本格フィンランド式サウナを初体験すべく、期待と不安に胸を膨らませて出かけました。予約サイトのカレンダー、けっこう先まで埋まっていて人気の高さが伺えます。とってもオサレそうだし、このユニクロのデットストック水着なんかでええのかしら。松本駅東口から北へ、大手1丁目の交差点を直進すると左側にほっともっとが。手前で斜め左に進むと、ほどなくして右手に見えてきます。一見民家のようにひっそりとありますが、小さな看板があります。
説明を受け、いざサウナへ
魚民のような下足箱に靴を預け、受付カウンターにてすこぶる感じの良いお兄さんの利用説明を受けます。カフェスペースにはソロ客がそれぞれまったりとしていました。さてはととのっているね。
カフェ、自炊スペースの奥に進むと洗面台、脱衣スペース付きシャワー、トイレ、洗濯機、ここまでは宿泊者とサウナ利用者の共同エリアなので、着衣やバスタオルなど必要。突き当りにプライベートサウナスペース。
まずはシャワーで身を清めます。ボディソープなど、ドライヤーも完備。
プライベートスペースは鍵付きで、脱衣籠やサービスオロポが置かれていました。嬉しい、、、。水着に着替え、いざサウナ室へ。
結論から言うと最高で。4セットしちゃいました。（忙しかった）照明は好みに調節可、ストーンに柄杓で水をかけると蒸気が壁にぶつかって体を包みます。お水かけすぎはイケナイと説明を受けていたので、用法容量を守る。
ロウリュは五分に三回程度までだよ
さらに南国のリゾートにありそうな草を編んだうちわであおぐとこれがまた、、。寝転がるとさらにまた、、ああ、、、。
水風呂と外気浴
脱衣スペースを挟んでサウナと水風呂＆外気浴スペースがあります。導線がまたイイ。水風呂はプチマーライオン風牛から桶に注がれ、約20℃。モンドセレクションを受賞した松本の水です(水道水？キモティイイケド)。
松本には地下水脈が多くあり、街中でいくつもの井戸を目にします。出勤途中で井戸に寄り、マイボトルに水を詰めて行ったりもしますが、さすが松本水の町。東洋のベネチアですねルマンド食べたい。水風呂には氷の塊が浮かんでいました。ロクスケとツチノコがかわるがわる入るとすぐに消失しました。
水風呂に浸かりながらマーライオン？の水を頭で受けるのが最高
屋根ありの水風呂エリアにはととのい椅子、さらにドアを開けると天井オープンの外気浴スペース＆ととのい椅子があるのです
住宅街にあり、声はほぼダイレクトに外に響きそうなので、小さな声で囁き合う。ヴィヒタの香りが堪らなく鼻腔をくすぐり、扇風機の優しい風と蚊取り線香の香り。ちょっと切ない夏の終わり。コールマンのインフィニティチェアがまた良くて、体を預けると思わず唸り声が漏れてしまう。購入検討しましたが、我が家のどこに置くんだと。でもほしい
サイスとオリジナルグッズで大満足
あっという間の100分を無事終え、カフェスペースでこのお店オリジナルのサイス（サウナアイス）を頂きました。柑橘系のシャーベットに岩塩。さっぱりしておいしいんですねえ。感心いたしました。グッズにも最近力を入れているとのことで、ステッカーもタオルもかわいくてつい買ってしまいました。
タビシロお兄さんによると、サウナスペースはもともとゲストハウスの従業員用の浴室だったのを改装して、昨年から運用しているとのこと。建物自体はもともと旅館で、それをゲストハウスにリノベーションしたときのアルバムなど見ることができます。諏訪のリビルディングセンターがプロデュースしたとのことで、細部までオサレです。ロクスケ氏曰く、我々も一度諏訪の店舗に行ったことがあるそうです。そういえば、、と目が泳ぐツチノコ。
絶対何も覚えていない！
集中してリラックスしたいときにおすすめです
今回初めてこういった貸し切りでサウナを体験しました。今までも、宿のサウナなどでは貸し切り状態になることはしばしばあったのですが、いつ人様が来ても良いマナー、ポジションは意識せざるを得ない。今回はそういったところに意識を払う必要が無かったのと、いつもはロクスケさんとは別れて入るサウナに共に行けたのも面白かったです。ちょっとした贅沢ですが、またそのうちにご褒美的に利用したいなと思いました。いまはコロナ的配慮から難しいけど、いつか友人と行くのも楽しそうです。それではまた
ねこはまだいない
