高天原の朝も雨
高天原山荘で快適に休んでおりましたが 夜中から暴風雨
嫌だなー怖いなーと再び目を閉じる
そして朝 暴風雨
5時の朝食前まで二度寝して 朝食を食べて
ツチノコさんとミーティング
少し雨は弱くなったけどすさまじい降りだったね
薬師沢あたりやばいかもね
調べたいが高天原は携帯の圏外 小屋の予報では今夜も雨で 明日が少し回復するかも程度で天気はイマイチ
協議の結果 薬師方面へ行くのは中止 戻ることにする
勇気ある撤退ということで
そうは言ってもここから今日中に下山は厳しいので 天気見ながらですが双六で泊まりか ひどいようなら鏡平までは下りるかとする 決めたのなら仕方なく出発
高天原~岩苔乗越~三俣山荘~双六岳へ
岩苔沢を登り返す 昨日と同じルート 稜線は風も強くて油断すると低体温症になりそう 体温を落とさないよう休憩もそこそこに 鷲羽岳登るのは風が強そうなので増水は心配だが黒部源流ルートを行ってみる 最悪戻ってくる予定で
岩苔乗越から黒部源流最低部までは 増水の影響が多少あったものの 渡渉箇所など何とか渡れました それでも大雨の時はあまり行かないほうが良いかもですね
ここから三俣山荘までの登り返しはそこまで距離もなくて良かった その後少し天候が落ち着いてきたので(雨が止んだわけではない)三又蓮華岳だけ踏みに行く
適当な写真じゃなくて 三又蓮華岳の山頂ですよ ほんとですよ
稜線は怖いのでまた巻き道ルートで双六小屋へ向かう 昨日鷲場岳登っておいて良かったあ
双六岳山頂はちょっとスルーして小屋へ 時刻は13時 冷えた体に双六小屋のあんかけラーメンが染み渡る あまりに焦っていて写真撮ってなかったけど メチャメチャうまかった
鏡平はテン泊できないしわさび平はさすがに遠いし今日はここでテン泊しよう
明日はやや回復傾向かな なんとか槍ヶ岳はいけるかもね
双六のテン場でおぼれかける
テント張ってご飯も食べて 無事に横になれたわけですよ でもまた雨と風(´;ω;`) しかもなんだかテント内も雨がしみてきて少しずつ装備が濡れる 濡らさないように装備を防水袋に 他も可能な限りの雨対策をして何とか寝れるようにする
さあ寝る前にトイレだけ 雨の中嫌だなーと外へ出て振り返ると
テントが川の中にある(´;ω;`)
川の上流に居たはずのツエルトは居なくなっていた きっと小屋に逃げ込んだのだろう この雨の中移動する気力のない私たちはこのまま川の中にあるテントで一夜を過ごすことにした
時刻は朝9時半 テントの床がタプタプになる川の上での一夜を過ごし 何とか朝を迎えられた しかし犠牲は大きかった 寝袋着替えは何とかビシャビシャにせず済んだもののテントからマットからザックまで水浸し(´;ω;`)
もう帰る!
ですよね!
テントを張る場所をミスったせいで えらいことになってしまいました 天気がだんだん良くなるみたいですが夜からまた崩れそう もう今回はあきらめました 温泉に入れたからまあいっか
双六小屋から涙の撤退
で帰り始めるとこうなるんですよね 知っていました
もうカッパも脱いじゃってさ でもザックはビシャビシャでさ
双六岳もあきらめて帰り始めたらこんなに晴れてくる 悔しいのでせめて弓折岳を踏む そして帰る
二度と同じ過ちを犯さないように!
今回はテントを張る場所がだめでしたね あんな見事な川になるとは今思い出せば笑えるぐらい川でした
双六岳のテント場は最下段は雨が降ると池が増水して水没する可能性があるらしいということで トイレも近い最上段のエリアで張ったのですが 写真の山側のラインと一段下との境のライン ここは雨の時には川になります 山からものすごい大量の雨が流れ落ちてくるんですねえ よく見ると川ができた跡が分かりますので 場所選びは慎重に!
写真のテント場入り口って看板の裏に 土留めの板があるのですがその上が最悪 ツエルトの人はそこで張ってたので さぞえらい目にあったことでしょう
あと今回装備を軽量化したくて テントのインナーマットを100均の少し小さいものにしていました
テント下が川でもインナーマットの上までは濡れにくかったので インナーマットはテント床面より大きいものを今度用意したいと思います アンダーは小さいので問題多分なかったはず
それと本当は別のコースを行く予定が 急遽このコースに変更したので 食材が完全に5泊分+予備 小屋泊分が余計でしたし そもそも行動食が多すぎました
色々ダメなところはありましたが 双六小屋まですごい登り易いし 天気が良ければ北アルプスの山々がいたる方向から眺められそうでした 今回行けなかった雲ノ平と 黒部五郎はまたリベンジしたいと思います
今回は日数が多かったのでどうしても雨は仕方ないかと思いましたが 可能なら晴れている時に行きたいですね!
以上 途中敗退でしたが高天原温泉は最高という山行でした
ねこはまだいない