3日目 あずき坂を登って妙法育成牧場へ
かたくりの宿は芝生で温泉もあって 超快適に過ごせました 朝日が出てから行動開始 宿のすぐそばの神社脇から今日のトレイルがスタートです
朝一には堪える激登りあずき坂を進む かなり急登が続きますが 朝日さすブナの林は美しい
ブナってきれいなんですねえ~ 苗場山頂あたりと違ってまだまだ緑が綺麗です
お坊さんがここに着くと お知らせをなんかして麓の集落の人があずきを炊き始めたのだそう そうするとあら不思議 お坊さんが麓に着くころにはあずきがしっかり炊けてる時間って寸法さ という場所らしい 秋山郷の谷あいから一気に上がってきた感じがする 今日は午後から天気が崩れるらしいので休憩はそこそこに進むことにする まあそんなに今日歩かないんですけどね
お坊さんはほら貝を吹いて合図したんだって
あずき地蔵から少し過ぎると車道にでる ここからもう少し行くと妙法育成牧場という牛の保育園みたいなところがあるらしい へえである
若い牛だからか 人通りがあまりないせいか 牛すんごい寄ってきます 最終的にはハーメルンの笛吹みたいに牛をぞろぞろ連れて歩くように ちょっとここでは休憩できそうもないので もう少し進みます
※トレイルを歩く際は牛を驚かせないようにしましょう
広くて気持ちの良いところですね 少し雲ができたのが心配ですが 引き続き舗装路を進みます
牧場はとんでもなく大きく トイレや水の補給場所もないので注意してください
中子集落から河岸段丘を進む
牧場から進み 中子集落に入ります そばの花がきれい 昼はそばも良いなあ
池を見ていると 近所のおじさんが話しかけてくれました 聞くとこの中子池は雪景色の中桜が見れることもあるという絶景スポットらしく シーズン中はカメラを携えたお客さんで賑わうらしい
昔池は半分ぐらいの大きさで 広げて今の大きさになったこと 写真にも写っている中州みたいなところは実は浮かんでいるだけで 季節によって大きさも変わること 無くなることはなく池とともにずっと漂っているとのこと 苗場山の山頂で見た池塘と似ているのかも
話してくれたおじさん 実は農業組合の組長さんで 信越トレイルがルート選定するときもアドバイスを聞きに来たような人 だから自分らみたいなハイカーが歩いてるの見て声を掛けてくれたんだって 土地のことをその土地の人に生で聞けて これがロングトレイルかあ と少し嬉しくなりました
少し雲が暗くなってきました 左手は崖のような急斜面 もう少し先でまた一気に下ります 地図見ながら 振り返りながら 歩きながら 自然に作られたこの段々の土地 なんだかブラタモリ見ている気分で河岸段丘を味わっています
いきなり飛びましたが 千曲川が信濃川に変わる地点に到着です ここが長野と新潟の境 そう信越トレイル! 雨っぽくてカメラしまったせいなんですけどね
秋山郷って長野部分の集落と新潟部分の集落が合わさっているんですって 私らは途中から新潟を歩いていたのです
ここまでくればあと少し 途中にある道の駅によってお昼も頂いちゃいましょう
道の駅は一部閉まっているところもあって少し焦りましたが 無事食事にありつけました お土産も少し物色すると なんと栄村産のお米を使ったアルファ米が売ってました! ここで売ってるの知っていたら食料減らせたのに!
すごいたくさん売ってるわけでもなさそうなので 事前に道の駅に確認してね
道の駅から森宮野原駅はすぐ 今日はここまででトレイルは終了です
駅前にあるビジターセンター見学させてもらう 栄村は3.11東日本大震災の翌日3月12日に震度6強の地震が起こり 甚大な被害を被りました 歩いていても地震の影響は感じられませんでしたが いまだ生活するうえでは爪痕が残っているようです
そんな復興の願いを込めて作られたのが このビジターセンターも兼ねた栄村復興記念館絆と 駅前のスーパー頑張ろう栄村です 少しでもお役に立てるよう 大量に食材を追加していきます! おばちゃんたちもありがとう!
トレイルを外れて温泉旅館に泊まる
ここからは信越トレイル関係なしの ただの温泉宿泊まり 二駅先の越後田中駅から歩いて15分ぐらいのお宿へ向かいます
ちょっとチェックインには早かったので隣の川で暇つぶし
中年夫婦が河原で石切りなどして遊ぶ 少し先の掛けには川に削られた跡 河岸段丘にも思いを馳せる んで時間になったのでチェックイン
いい宿でした ああまた行きたい
ねこはまだいない