固い決意 大天井岳を目指す
しんどいけど ガス出てきたけど ろくすけは行きます!下山する人達をちょっと羨ましく思いながら、私は歩き始めたのです!
覚悟を決めたら後は歩くだけ 常念岳にはガスがかかっていたのでパス!横通岳方面へ進みます。麓から見ると常念岳の横に一回り小さくとんがったピーク それが横通岳です。
基本横通岳はコースがないのでそのまま大天井方面へ進みます。コースタイムは常念小屋から大天荘まで3:30 ちょっと頑張っていきますよ。
この先は緩やかな道が続きます
東天井岳へのきつい登り
開けた休憩適地を過ぎると東天井岳への登りが始まります。以前来た時はあの高いところが大天井岳かな?なんて勝手に勘違いして精神をだいぶ消耗してしまいました。今回は騙されませんよ!
写真の崩落側はもしかしたら昔登山道で、東天井へ稜線伝いに行けたんじゃないかな?と勝手に想像しているんですが、詳しい人いたら教えてほしいです。
でここから背の高いハイマツをかき分けながら登るんですが、結構キツイ 一気に上がってトラバース気味に東大天井岳を回り込みます
ガスがなければきれいに登山道がきれいに見えるんですが、見えたら見えたで距離に少し凹みます。でも登る ただ登る この辺りからテント泊装備のザックが牙を剥く。久しぶりのなまった体をじわじわ削っていきます。ちょっとふくらはぎもプルプルしてくる
途中ホシガラスがダミ声で迎えてくれる。今回の登山ではライチョウには出会えませんでしたが、ホシガラスがすごいいっぱいいました。調べると高山帯に住んでいるわけでなく、エサを取りに来たり、隠していたりするみたいですね。声はアレですが見た目は可愛らしいです
で ハイマツ帯を過ぎ トラバースが終わって回り込むと看板があります
あとは大天荘に行くだけ
この先は多少の登りはあるけれど緩やかなコースに戻ります。ですが ろくすけのふくらはぎはもう使い切りました。本日の営業時間を終了していますが、何とか残業をお願いしている状態です。優しい言葉でだましつつあとCT1:30です。
小屋跡を通り過ぎ 少しでも登るとふくらはぎが悲鳴を上げますが、ここから引き返すわけにもいかないので進みます。この頃になると常念小屋でテントを張る決断をしなかった自分を責め始めます。
でも小屋の人もわかっているんですね、くじけそうな心に優しいささやきが
1キロなら何とか行けそうな気がしてきます。
500m!ほんと?今度は騙されているかもという不安に駆られる それは自分の心がすさんでいる証拠
嘘ではなかった!小屋から伸びたホースが見える ガスが濃くなってきてあまり先が見えなかったが、これは小屋が近い印。私はずっと信じていましたよ!
あと300m!でもガスでよく見えない!
人工物のシルエットが!ついに ついに
本当にあった大天荘
着きましたー 着くまでにより一層ガスが濃くなってろくな写真が撮れなかったので、少し後の写真になります。なので天気が良い
まずはビールと行きたいところですが、グッと我慢 最高のテントスペースを探します 大天荘のテント場は常念方面 西岳方面 燕岳方面へのそれぞれの道で分かれています 上段スペースは安曇野の夜景と燕岳 後立山方面が見え、下段スペースは穂高方面がよく見えます。私はもちろん穂高方面の好展望が狙えるスペースをゲット!
テントスペースは整地されていてほぼ平。ペグは砂礫質な地面なので場所によって効きませんが、石も豊富にあるので固定には困りません ただし完全に稜線上の場所なので強風時には注意が必要です
そんなこんなで設営完了
やっと一息つきました 荷物の片付けも終わったので、本日のお目当てを
そう 大天荘は生があるんです さらにこれ!
名物インディアンランチです カレーがキーマカレー チキンカレー グリーンカレーから選べますが今回は チキンカレーで!ビールがすでに半分以上減っていますが一気飲みしなかっただけ偉い カレーはかなり本格の味。ナンはもちもち サフランライスもパラパラで結構ボリュームがあってうまい。疲れた体にフルーツとチャイの甘さも心地よい
実は今回の目的の一つがこのカレーでした。提供時間が10:30~13:45と結構シビア 前回は到着が遅くて食べれなかったんですよ。小屋の中で食べましたがいつも聞いているFM長野が流れていて、普通に麓のカフェで食事しているような不思議な気分でしたがのんびりできました。
おなかも膨れたので大天井岳に と思いましたがガスが濃いままだったので昼寝を決め込みます。長くなってきたので続きはまた